2010年7月12日月曜日

言葉のカベ by 初心者

今年、医学部1年生になってセブに来ました。
実は、海外は旅行も含めてほとんど経験なし。だから、毎日が驚きの連続です。
えっ今さらそんなこと?と思われそうなことも、自分には珍しいから書いちゃいます。

日本にいた時、英語圏に行くんだから何とかしなきゃ!と思ってそれなりに努力しました。でも、「行っちゃうのがいちばん早いよ。」とも言われました。
ちょっと待って、その前に。フィリピンって、本当に英語だったっけ?身近に何人もフィリピンの人がいたけど、彼らの言葉は英語には聞こえなかった。聞き取れないだけだろうか…不安なまま、えーいなるようになれ!とセブにやって来ました。
そしたら、やっぱりわかりませんでした(笑)。

英語も通じます。英語でお願い、と頼めばそれでオーケーだし、英語で話しかければ英語で返ってきます。でも、ふだんセブの人が使うのは「ビサヤ語」という現地語で、大学も、授業は英語ですが、現地の人同士の会話はビサヤ語が多い気がします。
ついでに、ビサヤ語のことを先日「ビサヤン」と言ったら通じませんでした(そう聞こえた)。で、「ああ、セブアノのことね」と言われました。かと思うと別の人には「セブアノ」と言っても通じなくて、「ビサヤン」と言ったらわかってもらえました。
どっちか使ってみて、通じなかったら言い方を変える。それでいいとわかるまで悶々。

日本で習った英会話が役に立たないこともよくあります。
買い物に行ってあれこれ見ていると、店員さんが、男性には「イェス、サー?」、女性には「イェス、マム?」と話しかけてくるのを、英会話で習う " May I help you ? " の意味だと長いこと気づきませんでした。この話を、海外経験豊かな身内にしたところ、「フィリピンに限らず英語圏はよくそれ使うよ。」と笑われました。
そんなこといったって、知らなかったんだもーん!

現地に飛び込んで、さらに開き直る… このへんが会話習得のコツか?!